Dr.Kukky7のサウナ日記

ただのサウナ紹介ではなく、多少随筆調、論考調になっています。コメント等あれば、kukky7422@yahoo.co.jpまでどうぞ。

蒲田・天神湯

蒲田つながり。

 

私のかつて住んでいた蒲田の自宅の近くには、天神湯と東湯の二つがあったが、東湯は湯船が深くかつ熱い(43−4度はあったと思う)ので、子供の頃の私は天神湯ばかり行っていた。天神湯の方が開放感があり、たまに学校の友達と会うので、そちらの方が楽しかった。東湯の白いお湯の風呂は捨てがたかったが何よりも熱すぎた。

 

東湯は最近廃業したが、天神湯は健在である。10年か、20年前にリニューアルして今に至る。(追記)2018.2.6 :1952年創業で 1995年夏改装したそうだ。

 

http://www.ota1010.com/tenjinyu/bath.html

 

同じ風呂屋(サウナ含む)に行った回数でいえば、天神湯が圧倒的に多いと思う。子供の頃の支配率は99%はいっているはずで、4、500回は入ったはず。ちなみに2位は某サウナの200回ほど、3位は多分、8年間住んだ京都の壬生温泉 はなの湯(旧やまとの湯 壬生店)、大学院の頃一人暮らしで通っていた春日のシビックランドで50〜100回程度か。なんばのAMZAもそのくらい行ったかも。

 

昔の天神湯は昭和の銭湯の典型みたいところで、桶もケロリンだった記憶がすごく残っている(ただの刷り込みかも)。番台は内向きだったが、今では外向きだ。昔は背中に絵が書いてある人もそれなりにいて、別に恐ろしいとかいう印象はなかった。そこらじゅうの人に喧嘩を売るわけでもあるまいし、そんなことやったら街では生きていけないでしょうに。そもそも一時期、(なぜか)パンチにしていたうちの親父(カタギ)の方が迫力があった。

 

小さい頃、喫茶店は怖い人がいるところと教えられた(「純」喫茶の何が「純」なのか、と子供の私のは不明だったが、後で風営法との関係なのだとわかった)。ゲームセンターは悪い奴がいるところと教えられた。喫茶店のテーブルがインベーダーゲームだった(その後、平安京エイリアンになり、ギャラクシアンになった)「不純異性交遊」という今では草の生えることばが大真面目に使われていた。付き合うということは悪いことだった。

 

本題に戻るが、天神湯は、銭湯が少なくなっていく中、今でも生き生きとしている。それはおそらく蒲田という土地がらにフィットしているということなのだろう。自宅に風呂があっても敢えて銭湯に行く人も最近多いというし、子供の頃に通い詰めた天神湯にはこれからも頑張ってもらいたい。サウナも併設されている。