Dr.Kukky7のサウナ日記

ただのサウナ紹介ではなく、多少随筆調、論考調になっています。コメント等あれば、kukky7422@yahoo.co.jpまでどうぞ。

宮前平源泉 湯けむりの庄

マツコ・デラックス田園都市線沿線の住人が嫌いなようだが、大田区の下町育ちの私にとっては憧れのエリアである。そこは多少の蓄えがあるpetitなbourgeiosが、あまり頑張らずに住んでいるそんな感じだ。また、そこそこの企業のそれなりのポジションにある猛烈サラリーマンが奮発すれば手が届く、そんなところでもある。このユルさと必死さが交錯する準高級感に私は何故か好感を持っている。マツコは「XXXに住めないくせに」といっているようだが、私はそんなことをいえる立場ではない。たまプラーザで下車して周りを眺めると、人生としてはまあまあ「勝ち組」なひとびとがまあまあの日常を謳歌している、という印象だ。「美しが丘」・・・第一京浜産業道路の間の呑川沿いを本拠地としていた私にとって、この名前は衝撃的だった。美しい丘ってなんだよ、それ。

そんな田園都市線の醸し出す雰囲気のフロント付近にある宮前平から歩いて5分ほどのところに「宮前平源泉 湯けむりの庄」はある。5分といってもひたすら登りであるので着くまでにやや疲れてしまう。しかし、そのミニハイキングの疲れを癒してあまりあるオアシスがそこにある。

ここの特徴は、(1)黒湯が気持ち良い(外の露天も黒湯)、(2)露天が内湯と同じくらい、いやもっと大きなスペースがあって気持ち良い、(3)サウナも比較的大きくて気持ち良い、(4)1日3、4回ほどあるロウリュが気持ち良い、という気持ち良いづくしということである。郊外ということもあって空気がきれいで、ややぬるめの黒湯に長く浸かりながら青空を眺めていると、「生きててよかった」という感じになる。

 ロウリュは場所確保の取り合い必至となる。うちわでの扇ぎはそんなに特徴はないが、最後に好きな格好で、好きなだけの回数の扇ぎをリクエストできる。ただ、30−40人の芋洗い状態なのでそこは覚悟が必要。

 ここは、入場規制が頻繁に行われる関東1、2を争う人気のスーパー銭湯である。20−30分待ちは珍しくない。HPに今の混雑状況をアップデートしてくれるのが嬉しい。

 コスパ抜群! また行こう。