Dr.Kukky7のサウナ日記

ただのサウナ紹介ではなく、多少随筆調、論考調になっています。コメント等あれば、kukky7422@yahoo.co.jpまでどうぞ。

真夏日のサウナ

猛暑の日にサウナに入るのは馬鹿げていると思われるかもしれないが、そういう日でもサウナには結構人がいる。サウナは寒い地域、フィンランドとかロシアとか、のイメージがあり、確かにその通りなのだが、日本のサウナーには寒暖は関係ないようだ。

 

最高気温35度を記録した東京。夕方になっても全然涼しくならない。

 

外は暑いがサウナはもっと暑い。サウナを出れば外の炎天下も涼しくなるやと思いきや、外の30度は内の100度とは全く別の暑さだ。やっぱり服を着ている状態でのベタベタの大汗よりも、サウナ→水風呂の爽快感を味わいたいと思うのだろう。むしろ

寒い日にサウナに行くよりも気持ちいいのかも。

 

猛暑サウナ。できれば外にもう出たくない。できれば泊りか、サウナ後、そこで仕事ができればいいのだが。

サウナ、ハイボール、アジフライ

約10ヶ月ぶりの投稿。昨年末から今年にかけてサウナに行く時間はあっても、ブログに投稿する時間がなかった(というよりも精神的余裕がなかった)のでご無沙汰してしまった。出張も少なくなり、ご当地サウナの紹介もできず終い。

 

久々の投稿は、何度も触れた東京楽天地から。

 

ここは1時間に一回ロウリュウイベントがある、定番中の定番。18時と19時のロウリュウは特に混む。開始10分ぐらい前から皆そわそわしはじめる。2、3分前には満員になってしまい、入れなくなってしまう。ショートコースの人も多く、そういう人は逃せられない意識が特に強いのだろう。

 

サウナに入るタイミングが多少難しい。5分ぐらい前に入ってしまうと、開始までに結構出来上がってしまい、2回+おかわりがきつくなる。直前だと席がなくなってしまうかもしれない。皆同じことを考えているので、2、3人まとまって入るとぞろぞろと続いて入って行く。その「ひとかたまり」を逃すと、「あとわずか」の状態になる。たかがロウリュウ一回と思われるかともしれないが、ロウリュウを逃した風呂の消化不良感は半端ない。楽天地にはそのために行くのだから。

 

さて、最近、楽天地で始めたのが、レストランでの飲食。大阪のアムザのように泊まりの時には利用してきたレストランだが、ここは日帰りでも利用している。健康診断でビールはやめたほうがよいといわれたので角ハイボールにして(本当に大丈夫か?)、あては「アジフライ」。フライものも本当はよくないのだろうが、ここはギリギリの選択。しかし、ここのアジフライははっきりいってうまい。黒湯、ロウリュウ、水風呂、ハイボール、アジフライ。至福のとき。明日も頑張ろう、という気に(少しだけ)なる。

 

ちなみに新橋のアスティルは飲食は滅多にしないが、足つぼはよくする。サウナごとにルーティーンがあってもよい。それもサウナの一つの楽しみ方だろう。

 

サウナ・カプセル改革

サウナを売りにしているホテルの多くはカプセルだ。宿泊客が求めているのがサウナであって、ホテルは朝まで過ごせればよいぐらいの感覚だ。

 

普通のホテル宿泊に慣れていると「カプセルホテルって狭い」と感じるだろうが、ものは見方。飛行機に乗ったと思えばよい。カプセルホテルの大きさはファーストクラスの席と同じぐらいではないか! 仮眠室のあのベッドの大きさは、ビジネスクラスと同じぐらいではないか。

 

この発想で、カプセルホテルの大きさの半個室を「ファースト」と銘打ったのが、「ファーストキャビン 」だ。カプセルとは異なり上下がなく、ベッドの周辺にロッカーもある。どのくらい儲かっているかはわからないが、コンセプトはよいと思う。ただしサウナ系ではない。

 

サウナ・カプセルは一人当たりの支払額が安いので、施設の大きさ(=テナント料)との戦いになる。立地はよくなければならず(駅から遠いカプセルなど誰も行かない)、繁華街周辺が基本なので、できる限り小さくしたい。しかし、サウナが売りなので、風呂場は大きくしたい(サウナーになればなるほど風呂それ自体ではなくサウナになるのだが)。客は部屋の大きさなどあまり気にしないが、プチ高級感があるといいかもしれない。そんな均衡点がどこにあるかだ。

 

 ファーストキャビン 」にはビジネスクラスもあるそうだ。若干小さめ。それがありなら、仮眠室をもっと高級にしてしまえばよいのではないか? つまり仮眠室が「総ビジネスクラス」というコンセプト。半個室型のスタッガードシート(箱型になっていて横の人とこんにちはしないタイプ)。「全て通路側」ならばストレスもない。但し食事は不可。その代わりに近くに食堂を作ればよい(通常そうなっている)。重要なのは静かであることと暗いこと。アルコールは一切出さないし館内全面禁煙、という方針もありだろう。

 

そういうのがありならば、昔のブルートレインのようなものもいいだろう。三段ベッド、とか(安い相部屋型の作り)。昔の寝台列車の客は6名個室で全員知らない客でも何の抵抗感も違和感もなかった。ちょっと高級な食堂(車)が併設されていたら、楽しいかも。そもそもカプセル選んでいる時点で、そんな客層のはずだ。

 

重要なのはスペースは「ふとんの大きさ」で十分ということ。徹底的にそこは小さくして、サウナを充実させてもらいたい。

 

サウナ+カプセルは一泊3000円前後の攻防だ。工夫次第で5000円までありか。飲んで帰れなかった学生と、最初からカプセルを選択しているサラリーマンと、サウナ目当ての私のような客で、確かにニーズが違う。総取りを目指すか、ターゲットを絞るか。

 

 

 

 

 

 

サウナは「空白を獲得するため」にある。

僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的には空白の中を走っている。逆の言い方をすれば、空白を獲得するために走っている、ということかもしれない。そのような空白の中にも、その時々の考えが自然に潜り込んでくる。

 

村上春樹のエッセイ「走ることについて語るときに僕の語ること」の一文だが、私は彼のようなクリエイティブ(すぎる)な仕事をしている訳では決してないが、サウナも自分に「空白の獲得」をもたらしてくれる効用があるのではないか、と思っている。

 

本格的ではないが、私も市民ランナーの端くれだ。大抵、走っているときは論理的思考力も分析的判断力も失い、呆然と漠然とした思いに支配されるか、何も考えないか、のいずれかで、少なくとも仕事でテンパった状況、悶々とした状況から解放される(問題はそんな時にマラソンする気になるか、であるが)。空白な状況はクリエイティブな仕事には必要だ。これには、大いに賛同する。

 

サウナの場合、熱い(サウナ)と冷たい(水風呂)と落ち着く(休憩)の繰り返しで、強制的に「空白」が生まれる。それが何かを生み出す余地を作り出す。メモリを振り切った状況を改善する。単にストレス解消以上のものがある。そんな感じがしてならない。

 

局面を変えたいとき、思考を一度リセットしたいとき、サウナは夜寝る前に行くものではなく、仕事の途中に行くもの、という発想は悪くない。ただ、サラリーマンの場合、「今から仕事のためにサウナに行ってきます」が認められる訳がない(笑)。ランチ休憩で1時間コースのサウナ(+昼はコンビニのおにぎりで済ます)。これはどうだ?

 

ジムとサウナとホテル

ゴールドジムの十三店はホテルの2階にあって、ホテルの大浴場のようになっているので、サウナも広く湯船も水風呂もある。

 

運動した後にサウナ・・・これは健康的なのだろうか。ムキムキの人がサウナに入っているのを見かけることはほとんどない。シャワーをざっと浴びて、鏡の前でチェックして、プロテイン飲んで、帰る人ばかりだ。ジムに「汗を流しにくる」人はサウナ利用率が高いのかもしれない。

 

ホテルに宿泊する客は「大浴場」にこだわる人が多いそうだ。私もその一人で、ネット環境と大浴場があれば満足だ。部屋の大きさとベットの大きさがほぼ同じの、某ビジネスホテルを重宝している。サウナ兼宿泊施設が発見できなければその選択が多い。カプセルホテルよりもちょっと高いが、個室でまあまあ綺麗なら文句はない。

 

しかし、なぜ、サウナとカプセルはセットなのだろうか?AMZAが仮に8000円の個室部屋を提供したら客は来なくなるのだろうか? あれはやはりマッサージとか居酒屋とか、そういったところでのビジネスモデルがあるので、客数重視ということなのだろうか。

 

もしアパホテルロウリュウサービスあり、格安居酒屋サービスありのサウナ勝負に出たら、出張サウナ難民たちはどういう行動に出るか? おそらく私はアパ一択になってしまうだろう。

出張、サウナ挟み

「サウナー」を職業にしているような人は、一日二回以上、サウナ通いをするのかもしれないが、一般の人は時間がないのでそんなことはしない。が、先日、出張先の大阪で二回サウナに行った。仕事の前と後に。

大阪での仕事はお昼から夕方にかけてだった。しかし、朝4時起きしてしまい、猛暑ということもあって、涼しい早朝に出かけることにした。6時過ぎの新幹線に乗り込み、8時半ごろ新大阪着。9時過ぎに「ニュージャパン梅田店」に潜り込んだ。

サウナパンツの脱着の指示が多く、やや戸惑う。地下から屋上までの構造を把握するのに多少の時間がかかるサウナではあるが、その快適さには満足。猛暑日にサウナとはナンセンスと思われるかもしれないが、なかは空調がしっかりしていてストレス・フリー。1時間、3時間、それ以上と滞在時間で料金が変わるが、仕事前に、仕事帰りにということであれば3時間ぐらいだろう。確か1600円。楽天地なら2300円ぐらいなので、そこは関西だからか。サウナ→仕事。最近、この流れが多くなってきた。

約3時間の仕事を終えて、東京に帰ろうかなと思ったが、足はなんば方面に向いていた。やはり行ってしまった、「AMZA」。

新幹線の最終は21時半だ。AMZAを9時前に出れば間に合う。5時過ぎに入り、ボディケアやって、ビールとゲソ焼き、9時過ぎの新幹線でまた一人飲みして東京着。

出張、サウナ挟み、悪くない。

朝ラ・クーア

飲んだ日の夜は眠りが浅い。普段、7、8時間は寝るのだが、飲んだ場合は4時間くらいで起きてしまう。家では仕事をしないので、朝4時とか5時とかに起きてしまうとやることがない。というわけで、サウナを探す。早朝だと、サウナセンター大泉、楽天地スパ、新橋アスティルなどが候補なのだが、今回はラ・クーアをチョイス。

 6時ごろ到着。8時まで入館可能、浴室は8時半まで利用可能。サウナは3つのうち、メインのドライサウナのみが空いているが、その他はすべて使える。ナトリウム・塩化物強塩温泉は、いつきても「鮮やか」。さやの湯などは緑がかっているが、ここは綺麗な黄色。

朝サウナはどうやら賛否両論なのだが、朝からスッキリは1日のリズムを整える上でも重要だと思う。脱水症状にならないように、途中でスポーツドリンクを1本、出てから1本。

浴室はガラガラ。15分ほど貸切状態だった。あの広さで。2時間滞在したが、浴室の入りはMAX5、6人ぐらいだった。ラ・クーアはいつも混雑しているので、少しびっくり。ちなみにアスティルなんかは宿泊組が大量にいるので、朝も混雑。仮眠室はカオスになっている。

8時半に浴室が閉まり、9時が閉店時間。正面にあるスタバでコーヒーを飲んで、出勤。これで3500円ぐらい。朝にしては贅沢だが、たまにはいい。